はじめに：SNSを席巻する“映え×健康×進化系スイーツ”
2025年のSNS、とくにInstagramやTikTokを中心に大きな盛り上がりを見せているのが「映えるスイーツ＆グルメ」です。昨年までブームだった「クロッフル」や「マリトッツォ」に続き、今年はさらに多様化。若者を中心に「写真映えすること」「動画でシェアできること」「健康志向や素材へのこだわり」が求められるようになっています。
その中でも特に注目されているのが、グリークヨーグルト、カヌレチュロ、ドバイチョコの3つ。
一見バラバラに見えるこの3つですが、実は共通して「SNS映え」と「体験型消費」を満たす存在として、多くの人の心をつかんでいます。
本記事では、それぞれの魅力を深堀りしながら、なぜバズっているのか、そして今後の展開を予測していきます。
1. グリークヨーグルト：健康志向とカスタマイズの女王
ギリシャから世界へ広がる人気
「グリークヨーグルト（ギリシャヨーグルト）」は、もともと地中海地域で親しまれてきた濃厚なヨーグルト。水分をしっかり切っているためクリーミーで、タンパク質が豊富、しかも脂質を控えられることから、ダイエット中の人や美容意識の高い層に支持されています。
2025年のSNSでは、このヨーグルトを使ったアレンジメニューが大人気。特に「#ギリシャヨーグルトボウル」や「#グリークパフェ」といったタグで検索すると、果物やナッツ、グラノーラをたっぷり盛り付けた映える写真がずらり。
映えるアレンジが人気の理由
- カラフルなトッピング：ベリー類やマンゴー、キウイなど鮮やかなフルーツ
- 食感のコントラスト：ザクザクのグラノーラやナッツをプラス
- ヘルシー志向：高タンパク・低糖質のため、罪悪感なく楽しめる
健康志向とSNS映えが両立できる点が、若者だけでなく幅広い層に支持されている理由です。
2. カヌレチュロ（カヌチュロ）：進化系スイーツの新星
カヌレ×チュロスの夢の融合
「カヌレチュロ」とは、フランス発祥の焼き菓子「カヌレ」と、スペインの揚げ菓子「チュロス」を組み合わせた進化系スイーツ。外はカリッ、中はもっちりのカヌレに、チュロスの香ばしさと食感が加わることで、まさに“いいとこ取り”の新感覚スイーツです。
SNSで映える理由
- ビジュアル映え：縦に伸びたフォルムにシュガーやチョコをコーティング
- 動画映え：チュロスのように手でちぎってシェアできる
- 店舗限定感：原宿や新大久保など、流行発信地のカフェから火がついた
「#カヌレチュロ」で検索すると、食べ歩き動画やレビューが数多く投稿されており、今年のスイーツ界の台風の目となっています。
3. ドバイチョコ：中東発リッチスイーツが日本上陸
ゴージャスでフォトジェニックな魅力
ドバイ発の高級チョコレート、通称「ドバイチョコ」は、ピスタチオやナッツをふんだんに使い、金箔や鮮やかなカラーリングを施したリッチな見た目が特徴。2024年末からフードインフルエンサーの投稿によって一気に知名度が広がり、2025年は“映えスイーツ”の代表格となっています。
バズった理由
- リッチで異国情緒あふれるビジュアル
- ピスタチオ人気の流れを継承
- 「食べるだけで海外旅行気分」になれる非日常感
また、ギフト需要も高く、「誕生日プレゼント」や「バレンタイン」に選ばれるケースが急増中。SNSでは「#ドバイチョコ開封動画」が定番化しており、まさに“見せるスイーツ”としてのポジションを確立しています。
4. 3つの共通点と2025年スイーツトレンドの未来
ここまで紹介してきた グリークヨーグルト・カヌレチュロ・ドバイチョコ。ジャンルは異なりますが、SNSで流行る要素には共通点があります。
共通点
- 映える見た目 → 写真・動画で拡散されやすい
- 食べる体験そのものがコンテンツ → アレンジ、ちぎる瞬間、開封動画など
- 健康志向または贅沢志向 → どちらも「特別感」がある
今後の展開予測
2025年のスイーツトレンドは「映え×体験×ストーリー性」がキーワードになりそうです。
- 健康志向では「発酵食品」や「植物性素材スイーツ」が拡大
- 進化系スイーツは「掛け合わせ系」の新作が次々登場
- 高級スイーツは「異国情緒」や「非日常感」で話題性を獲得
グリークヨーグルトはヘルシーブームを背景に定番化、カヌレチュロは進化系スイーツの代表として拡散、ドバイチョコはギフト需要で息の長いブームになっていくと予想されます。
まとめ
2025年、SNSでバズるスイーツ＆グルメの代表格である グリークヨーグルト・カヌレチュロ・ドバイチョコ。
- グリークヨーグルトは「健康×映え」
- カヌレチュロは「進化系×体験」
- ドバイチョコは「ゴージャス×ギフト」
それぞれ異なる魅力を持ちながら、共通して「SNS映え」と「共有したくなる体験」を備えていることが、ブームの理由です。
今年の食トレンドを楽しみながら、あなたもぜひ試してみてはいかがでしょうか？
